過去は変えられる!「自分は不幸な人間」だと思い続けた、こじらせ人間の話。

私は、自分の過去の話を曝け出すことにものすごく抵抗があった。

とにかく良くないことは隠して隠して、普通の人として振る舞いたかった。

人からどう見られるかばかりを気にしていて、こんな自分を知られたら冷たい目で見られるんじゃないかと思っていたから。

けれど今は、私の過去とこれまでの経験が誰かの役に立つと思うと、その抵抗感も吹っ飛び、むしろ、聞かれたことはなんでも答えます精神にまで発展している笑。

後ろめたさや隠し事なく過ごせるのがすごく心地よい。

そして、自分がまさか、これまでの過去の経験(恨み、辛み笑)を感謝の気持ちに変換できるとは思っていなかった。

私は、家庭環境がまあ複雑で、金銭的に余裕がない家で育った。

周りは普通の家族に見えて、「私も友達のおうちに生まれたかった」と何度も思った。

両親は愛情を持って育ててくれた。

自分たちを犠牲にしてでもできる限りのことをしてくれた。

家族が好きなのに、嫌い。

私は矛盾する複雑な感情を持ち続けていた。

この環境が壊れるのを見たくなくて、自分が頑張れば家族もきっと良い方向に変わるはず!

大好きな両親が喜ぶ顔を見たくて、世間体が良い大学に入り、安定した公務員になり、結婚し、子供を生み。

ただただ、私は親に喜んでもらいたかった。認めてもらいたかった。

世間でいうところの幸せアイテムを身につければ、私は幸せになれるんだ!

そう思い込んでいた。

けれど、実際、心の状態はボロボロで。

すぐ泣くし、うまくいかないことがあれば人のせい。

誰も私のことなんてわかってくれない、と被害者意識が半端ない「とんだこじらせ野郎」だった。

(世界こじらせランキングがあれば、上位入賞できると思う)

今の自分が幸せじゃないのは、これまでの家庭環境が悪かったからだ。

そう思ってたけれど。。

私のことを一番わかっていなかったのは「わたし」だった。

(こじらせ感は顔にも現れると思う。)

理想だけは一丁前に語るくせに、

変わる勇気もない。

その理由を環境のせいにする。

こんな自分が大嫌いで、大嫌いで。。

子供が生まれた時に、喜びと当時に、不安がよぎった。

「わたしのようになって欲しくない。」「こんな背中を見せたくない。」

その時の自分は子供に誇れる姿ではなかった。

自分が実現できなかったことを子供に投影しそうな気がした。

この子には幸せになってほしい。

そのためには、自分が変わらないといけないのかもしれない。

もう逃げてたらダメなんだ。

そこから少しずつ自分がやってみたかったことに挑戦した。

自分の枠を取っ払って、いろんなことをやってみるともう楽しくて!

新しい世界を見れた気がした。

なかでも、イメージコンサルタントの勉強をした時は、これまでの10年以上の外見コンプレックスを克服できたのもあり、これを仕事にしたい!!と感動で震えたのを覚えている。

「ああ、パンドラの箱を開けてしまった」と思った。

これまで抑えていたものが大爆発。

もう後には引き返せず・・・。

実際に公務員をやめるときは、これまでの自分の努力が水の泡。(私は、公務員から公務員へ転職しており、試験を2回受けているという背景もあったため、この感情はものすごく大きかった。)

必死にしがみついた仕事を手放すことになるので、清水の舞台から飛び降りる覚悟だった。

けれど、イメージコンサルタントして起業してからは、公務員をやめたことに後悔したことは一度もなく、むしろ何も無駄なことなんてなかったんだと思えた。

資料作りやスケジュール管理など前職の経験がめちゃくちゃ活かせているし、公務員繋がりで出会えた人もいる。

アプローチの仕方が違えど、地域貢献したい気持ちは公務員の人と同じだと思う。

そして、過去の経験は私のビジョンにつながっている。

「自分の可能性を信じて、人生を切り開いていける女性を増やす」

「みんな自分の未来を作り出す力があることを伝えていきたい」

過去の自分のように悩んでいる女性や、未来ある子供たちにその背中を見せていきたい。

だから私はこれを達成するために前に進むし、小さなことでへこたれない。

「できない」じゃなくて、「やる」。

30年固執してきたものを手放して清水の舞台から飛び降りたんだもの!

もう無駄な涙は流さないし、悩む時間があるなら頭と手を動かして、未来を作る。

そう思えるようになった今、

恨み辛みで溢れていた(笑)過去の出来事も

私を形成してくれる大事な出来事だったんだと捉えられるようになった。

過去の事実は変わっていないけれど、

自分の捉え方が変われば、全てに感謝できる。

あの時の辛かった感情は、感謝に上書きされている。

今、私は幸せだ。